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九州で家を建てるときに、本当に気をつけたいポイント!




いい家を建てるには何が重要ですか?
自分の足で情報収集をすることですね。特に、興味のある建設会社(工務店)さんが 建てた(ている)家を実際見に行くこと。
自分がずっと住む家なのですからどんどん実物を見に行ってください!
見に行かないで決めてしまうあると聞いて信じられないですね!もったいなすぎる! それと、その会社の社長の顔が見えますか?
営業が家を建てるわけではありません。どんな人なのか?どんな会社なのか?
自分が納得する会社を選ぶことです。
そのために大事なのはとことん自分で勉強すること! 勉強していない人が多いですね。
最近、自然の家や健康な家づくりなどをよく耳にします。 「天然の木をふんだんに使う」などしか思いつかないのですが ほかに何かポイントがあるのでしょうか?
天然の木材や漆喰などはもちろんいいのですが、その前に根本的なこと が一番重要です。ズバリ「気密・断熱・換気」のバランスです。
これは数値で出ます。この3つが揃うと6つのメリットが生まれます。 逆に、そこを見落としてデザインや収納、コストなどに走ってしまうと 住んでみると病気がちになったり、意外と高熱費があがったりと 「こんなはずじゃなかった」という事が多くなります。
昨年も福岡県下で70人の方がお風呂場でなくなっています。
これは日本の建築基準が遅れている証拠です。
どこ(の会社)が建てた家かわかならないけど、こんなに温度差が出る家を 私たちはプロとして作っちゃいけない。だから、直接の受注にはならないけど 時間を作っては工務店やメーカーに向けて講演してまわるのです。
「気密・断熱・換気」の3つのバランスがパーフェクトな家づくりのスタイルがドイツのパッシブハウスです。

6つのメリット
1、空気がきれいになる
2、部屋中の温度が均一に
3、室内の静かさ
4、換気機能も高い
5、省エネ効果でランニングコストが大幅に減る
6、結露がなくなる=カビが生えない
先ほど言われていた数値とは?
これを覚えておくと良いですね。この数値を3つきちんと出してくるところは おそらくしっかりした家づくりという基準になります。
もちろん数値が基準値をオーバーしていないことが重要ですよ!
おそらくと言ったのは日本の基準がまだ曖昧なところもあるからです。
日本はスウェーデンやドイツに比べると20年遅れていると思います。 その証拠に、スウェーデンハウスやドイツのパッシブハウスのように日本に入ってくる ことはあっても日本の技術がドイツなどに出ていくことはないですよね。

C値(シーチ)  ・・・床面積1m2あたりの住まいの隙間.小さいほどよい
  ⇒基準 九州は5.0cm2以下。(※先進国ドイツでは0.5)
Q値(キューチ) ・・・窓・玄関・床・壁・天井・隙間などを通じて住まいの内外の温度差が1度のときに、 1時間に建物全体から逃げる熱の割合。数値が小さいほど断熱性能が高い
  ⇒基準 九州は2.7以下(先進国ドイツでは?? )
μ値(ミューチ) ・・・建物が日射によって取得する熱量の割合
  ⇒基準 4等級で0.7以下
先ほども話題に上がっている「パッシブハウス」ですが最近巷でもよく耳にします。
本物のパッシブハウスって基準があるのですか?
パッシブの反対⇔アクティブ
つまり、どんどん木を燃やして家をあたため熱を沢山生み出しては垂れ流す考え方では なく、自然のエネルギーを最大限利用し一体化して暮らす考え方。
パッシブハウスは気温が-16℃にもなる極寒の地でも、暖房なしでも過ごせるほどの高機能住宅で、再生エネルギー、自然エネルギーの活用を推奨し その省エネ性、断熱性、気密性は世界トップレベル。
ドイツパッシブハウス研究所が規定する性能基準を満たす認定住宅なのです。 ドイツでは75%以上熱を戻していかないとパッシブハウスとは言いません。(基準が 日本に比べて格段レベルが高いということです)
日本は四季があり、地震や水害もある独特の気候であり、その日本の気候に合わせた パッシブハウス建築が必要なのですね。
私はその日本版パッシブハウスを研究しつくして 数値化し、さらに工程を職人の器量に任せるのではなくシステムを作り上げました。 これで、担当する大工さんのセンスや腕で微妙に仕上がりが違うこともありません。
日本が20年遅れているとはどういうことでしょう?
先進国だとばかり思っていました(汗)
20年前のスウェーデンでは病院での診察で、第一声は「どんな家に住んでいますか」 と環境を確認するほど、家と健康は密接な関係にありました。
今のスウェーデンでこんな会話はありません。なぜなら断熱・気密・換気がほとんどパーフェクトな家しかないからです。 いま日本がやっとこのスタート地点立った感じでしょう。
病気を病院で治すんではなく家で治った!という事例もたくさんあるのです。
一生涯、私たちの体の中に入る物質の総重量の56%は自宅で吸う空気です。
一般的にお部屋の中には多量のカビの胞子 ダニの死骸やふんが飛散しています!! 特にカビは胞子を空気中に出すとき、シックハウス症候群の原因と上記で説明した揮発性化学物質 (VOC)を建材の70倍以上も発生させ、拡散しつづけます。 なので、これらをいかにして押さえ込むかが本物の「健康住宅」、健康への第一歩であると考えます。
C値、Q値、μ値以外に押さえておくポイントはありますか?
耐震性、耐久性も大切ですね。日本は台風や地震が多い国なので。
ちなみに このパッシブハウスに基づいた住宅建築では
全国約34,000棟中、地震による全壊・半壊ゼロ!大きな地震にあった地域での実績もあげています。
気密・断熱・換気の数値がクリアされていると、カビが生えないから劣化しにくく、世代を超えて住み続けられる長期優良住宅ということになります。
最後に、福岡ふくめ九州で家を建てる皆様に アドバイスをおねがいします!
ゼロエネルギーなどよく目にしますが、断熱だけで進んでいるけど本当にいい家? 家は、3つの数値(断熱・気密・換気)が全部クリアされてこそ体にいい住宅です。

みなさん、ネーミングやデザイン、素材だけのアピールに騙されないように、 賢く家を建ててください!

賢くならないと良いパートナー(工務店)の見分けもつかないですよ!
高い買い物するんだから勉強せにゃいかん!
取材、ありがとうございました!

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